五所川原市の 「立佞武多 (たちねぷた) の館」 で発見したもの

青森市での 「日本高齢者大会」 が 終了した 9月13日の午後、滋賀県の一行は 五所川原市を 訪ねました。

もちろん、目的は 「立佞武多の館」 の 「立佞武多

先ず、バスを降りると 「立佞武多の館」 の 巨大な建物に 驚きました。

五所川原市の中心部に 高さ38m、地上6階の建物が どーん と たっています。

そして、 展示室に入った途端、「立佞武多」 に 圧倒され、全員 息をのみます。

4階まで吹き抜けの展示室に、高さ20m以上の 「立佞武多」 がそびえています。


展示室の周囲にはスロープがあり、「立佞武多」 の 顔を 間近で見られます。

全員が 「すごい!」 「素晴らしい!」 と 絶賛している時のことです。

1人が 「これ何や?」 と 意外な物を見つけました。

それは・・・

 

 

一同、この 「立佞武多」 が  「原発マネー」 で 作られたものと わかり、がっかり。


ちなみに、「原子燃料サイクル事業推進特別対策事業」 とは

原子燃料サイクル施設の立地を契機とした地域振興の一環として、

平成6年度から 財団法人むつ小川原地域・産業振興財団 が、

電気事業連合会からの寄付金を財源として行っている助成事業です。

五所川原市への助成金額は、平成21年度〜平成25年度までの5年間で 224,400千円

拡充・充実枠として 平成23年度、平成24年度の2年間で 40,000千円

助成率 は 10分の10。 つまり 100%。


五所川原市には、今年度 64,880千円 の助成金が交付されるとのことです。

この助成金は、立佞武多製作事業、立佞武多開催費補助事業、津軽三味線全日本大会開催費補助事業などに使われているそうです。

この助成金の財源は、電気事業連合会からの寄付金、つまり、国民が 電力会社に支払った電気料金だということです。

みんな、最初の感動は すっかり消えてしまい、「原発マネー」 の 凄まじさに恐れを感じながら 「立佞武多の館」を あとにしました。