原発問題講演会の報告

今日5月10日、彦根勤労福祉会館で「原発問題講演会」が開かれ、年金者組合員が多数参加しました。

主催は、県民要求実現実行委員会と滋賀自治体問題研究所。

講師は福井県敦賀市在住の「原発問題住民運動全国連絡センター」代表委員の山本雅彦さん。

山本さんは、原子力発電の歴史、原発事故の概要について解説した後、

福井県に集中している15基の原発活断層の上にあり、極めて危険であると訴えました。

さらに、これらの原発廃炉にする道筋を示した上で、将来は自然エネルギーを活用した発電に切り替えるほうが、安全であるばかりでなく安上がりで、しかも、地方の活性化にもなると具体的な数字をあげて証明してくれました。

原発銀座といわれる敦賀、若狭地方は江戸時代に大津波に襲われたことが文献で明らかになっているのに、政府がこうした歴史的な事実や活断層の存在を隠し、電力会社とグルになって原発をつくり続けてきたそうです。

「本当に腹がたつやら、怖いやら」

敦賀の地元では、原発問題を考える幅ひろい住民運動の母体をつくリかけているそうですから、滋賀県でも原発問題の住民運動を起こしていかなければと思います。

なお、講演の詳しい内容は、年金者組合彦根・愛犬支部機関紙「ねんきん5月号」に掲載する予定です。