新春は 京都南座で 前進座観劇!

年金者組合は 来年1月6日、京都南座前進座観劇を 行います。

1月6日 ( 金 ) 夜の部 ( 午後4時15分 ) は、年金者組合貸し切りとなり、

例年通りの超特価となります。

滋賀県本部扱いの前売り券は、僅か50枚ですから、観劇希望者は至急、県本部執行委員に申し込んでください。

演目は 「 明治おばけ暦 」 「 芝浜の革財布 」 他です。

あらすじを紹介しましょう。


「 明治おばけ暦 」 の あらすじ

明治5年。

散切り頭で着物にだるまマントを羽織った開化青年、暦問屋角屋の若旦那栄太郎は 今日も父親・徳右衛門の追求をかわし、芝居にうつつを抜かしている。

「 来年の暦ができました! 明治6年は、癸酉。

歳徳神は巳午の方よろず良し。

6月の後に閏6月があって、来年は13ヶ月です 」

得意そうに栄太郎は披露し、今年の仕事はもう終り、売れ行きも上々と思っていたが…

「 号外!号がーい。ご改暦だよー 」 と 新聞売り。

……今般、太陽暦御頒行相成り候につき、来る12月3日をもって 明治6年1月1日と定め……

「 今日はもう11月の9日だってのに。

師走3日まで、22日しかないじゃないか。

今から暦を変えるなんて…そんなこと、あってたまるか… 」

すでにつくった古い暦は 返品の山。

新しい暦は人気がなくてさっぱり売れず、かくして暦問屋角屋は大赤字。

改暦の張本人が政府高官・大隈重信だとわかった栄太郎、新七 ( 後の黙阿弥 ) たちは、ある趣向を思いつく。

狂言作者の筆先で、大隈候の心を動かせるかどうか、ひとつ勝負してやろうじゃないか 」

果たして、その勝負とは…

 目まぐるしく流れて行く時代、思うに任せない時代を生き抜いていく人々のしたたかでたくましい姿を描きます。


「 芝浜の革財布 」 の あらすじ

ここは芝浜に近い貧乏長屋―

ただでさえ貧乏暮らしの上に、後先考えない呑んべえな魚屋の熊五郎は、それがもとで、にっちもさっちもいかなくなっていた。

今では商売の元手を貸してくれるところさえもなく、女房のお春にさんざん意見された熊五郎は、お春の前に手をついて、これからは性根を入れかえて一生懸命働くことを誓い証文をしたためるのだった。

さて、その翌朝。熊五郎が、お春に見送られて浜辺に来てみると、どうもお春が刻を間違えて起こしたらしく、夜はなかなか明けてこない。

そして……。