社会保障審議会 ・ 年金部会委員 に 要請行動を !
民主党政権の社会保障審議会 ・ 年金部会は 年金制度改悪の諸案を 矢継ぎばやに 打ち出しています。
年金を 3年間で 2.5% も引き下げる、 毎年 0.9% ずつ引き下げるなど 絶対に許せない 年金生活者の生活を破壊する暴挙です。
また、 年金支給開始年齢を68歳から70歳まで引き上げ、 現役労働者の老後の安心を奪おうとしています。
年金部会は 11月から、 これらの年金改悪案の 取りまとめに入っています。
年金者組合 彦根 ・ 愛犬支部は、 年金部会委員に年金生活者生活破壊の案を出さないように 要請する方針です。
要請文の要旨は 次の通りです。
年金の切り下げ等を行わないことについて(要請)
現在 年金部会で議論されている諸課題については、 高齢者の生活を脅かす改悪が 多々含まれています。
とりわけ 下記事項については 断じて認めるわけに まいりません。
ご理解の上 適切に対処されるよう 要請いたします。
記
1. 「 特例水準 」 の解消を理由とした 「 3年間で 2.5% の 年金引き下げ 」 はやめてください。
2. デフレ経済下におけるマクロ経済スライドの発動は やめてください。
3. 年金支給開始年齢の引き上げは やめてください。
《理由》
年金制度の安定的な運営は、 その基盤である被保険者の雇用状況を改善し、 賃金を引き上げることによって 保証されるものと考えます。
また、 年金制度の改革は あくまでも 高齢者の生活実態に即して 行われるべきです。
しかし、 「 社会保障と税の一体改革成案 」 は 数字的なつじつま合わせで成り立っており、 高齢者の生活をさらに悪化させる内容となっています。
特例水準は、 10年以上も前の措置であり、 時効扱いとすべきです。
支給開始年齢の引き上げは、 老後保障という年金制度の根幹を 揺るがすものです。
高齢者の生活は、 政府の諸統計にも明らかなように、 年々厳しさをましています。
生活保護受給者の増加だけでなく 、自殺や犯罪など痛ましい事件も 増え続けています。
こうした実態を直視し、 高齢者の生活をこれ以上悪くしないよう、 上記 3点について 重ねて強く要望いたします。