厚生労働省 社会保障審議会 年金部会の委員に 要請書を郵送
年金者組合 彦根 ・ 愛犬支部は 去る11月28日、厚生労働省 社会保障審議会 年金部会の 委員6人に 要請書を郵送しました。
要請書の全文は次の通りです。
2011年11月20日
厚生労働大臣
小宮山 洋子 様
年金の切り下げ等を行わないことについて(要請)
現在年金部会で議論されている諸課題については、高齢者の生活を脅かす改悪が多々含まれています。
とりわけ下記事項については断じて認めるわけにまいりません。
ご理解の上適切に対処されるよう要請いたします。
記
1.「 特例水準 」 の 解消を理由とした 「 3年間で 2.5% の 年金引き下げ 」 は やめてください。
2.デフレ経済下におけるマクロ経済スライドの発動は やめてください。
3. 年金支給開始年齢の引き上げは やめてください。
《理由》年金制度の安定的な運営は、 その基盤である被保険者の雇用状況を改善し 、賃金を引き上げることによって保証されるものと考えます。
また、 年金制度の改革は あくまでも高齢者の生活実態に即して 行われるべきです。
しかし、 「 社会保障と税の一体改革成案 」 は 数字的なつじつま合わせで成り立っており 、高齢者の生活をさらに悪化させる内容となっています。
特例水準は、10年以上も前の措置であり、 時効扱いとすべきです。
支給開始年齢の引き上げは、老後保障という年金制度の根幹を揺るがすものです。
高齢者の生活は、 政府の諸統計にも明らかなように、 年々厳しさをましています。
生活保護受給者の増加だけでなく、 自殺や犯罪など痛ましい事件も増え続けています。
こうした実態を直視し、 高齢者の生活をこれ以上悪くしないよう、 上記3点について 重ねて強く 要望いたします。