日野町事件 : 第2次再審請求
日野町事件の第2次再審請求が申し立てられました。
日野町事件 : 第2次再審請求 元受刑者遺族 「 父の無念晴らす 」
1984年に日野町で 酒店経営者の女性 ( 当時 69歳 )が 殺害された強盗殺人事件で、
無期懲役刑で服役し 再審請求中の昨年3月に 75歳 で 病死した阪原弘 ( ひろむ )元受刑者の遺族4人 が 3月30日、 大津地裁に 第2次再審請求 を 申し立てた。
申し立てたのは 妻 ( 74 ) と 子ども 3人。
午後1時半、 長男 弘次さん ( 50 ) と 長女 美和子さん ( 48 ) が 阪原元受刑者の遺影とともに 地裁入り。
全国から駆け付けた約50人の支援者が、 「 大津地裁 は 阪原さんの 第2次再審請求 を 認めろ 」 と シュプレヒコール を 上げた。
阪原元受刑者は 1988年に逮捕、 起訴された。
公判では 「 捜査段階で 自白を強いられた 」 と 無実を訴えたが、
2000年に 最高裁で 無期懲役の判決が確定。
翌年 同地裁に 再審請求したが 2006年に退けられ、
大阪高裁に即時抗告中に病死したため 再審請求手続きが打ち切られた。
第2次請求では、新証拠として、店舗兼住宅で被害者と同居していた叔母が物音を聞かなかったと供述した記録などを提出。
弁護団は 「 店で殺したとの自白と矛盾する 」 と 主張している。