大飯原発再稼動と外圧

日本科学者会議 滋賀支部は 昨日、草津市立市民交流プラザで 「 原発関係連続講演学習会 」 を 開催。

福井大学教授の山本富士夫氏が 「 若狭湾 原発群の危険性 」 と 題して講演しました。

山本富士夫氏は、 福島第一原発事故の実態を詳しく分析した上で、

日本の原発政策の問題点を厳しく告発しました。

その上で、大飯原発をめぐる今後の展開について、次のように訴えました。

最悪の場合、福井県知事が来週早々に野田総理に会い、大飯原発再稼動OKを伝え、

政府が来週末には、再稼動のゴーサインを出すこともある。

これを阻止できるのは誰かというと、

先ず、福井県民が阻止しなければならない。

そのために、月曜日の福井県原子力安全専門委員会を傍聴し、平和的に抗議する。

県庁前に座り込みテントを張る。

大飯町には 既に テントを張って 20〜30人 が 常駐しています。

住民連絡会 が 大飯町の900戸を訪問して 再稼動について意見を訊いたところ、

全員が 「 内心は 再稼動反対 」 でした。

しかし、 大飯町議会と全員協議会では、もうちょっと 慎重になるかなと 思っていたが、

大飯町長の発言が ぐらぐら動き出して・・・。

やはり、 大飯町は 収入の70%くらいが 原発交付金で、 原発なしには 経営が 成り立たない。

私は、 原発が稼動してなくても交付金を出せばいいのにと 思っています。

もう一つ、 救いの手は、 琵琶湖を抱えている嘉田知事です。

日本的な文化は、 内発的には止められなくても、 外圧が来ると引っ込む癖が あります。

まさしく 福井県民も同じでして、内発的に 再稼動阻止は出来ないかも知れないが、

外圧的に、 滋賀、京都、大阪、奈良、兵庫などが 頑張っているのだから、

国は これを 放置できない。

これだけのところが 「 原発は怖い 」 「 再稼動は厭だ 」 と 言っているのだから、

これをごり押しすると、 民主党は 選挙でつぶれる。

こういうことで、 私は 外圧に非常に期待しています。