大会宣言

7月26日に開催された年金者組合滋賀県本部 第24回定期大会で採択された大会宣言を紹介します。

大会宣言

 全日本年金者組合滋賀県本部に結集する私たちは、本日、ここに1200人を超える過去最大の仲間とともに 第24回定期大会を開き、

さらなる前進を勝ち取るべく 今年度の運動方針を決定しました。

 東日本大震災から1年4ヶ月が過ぎ、 今 私たちをとりまく政治や社会は激動の渦中にあります。

 政権交代への多くの国民の素朴な願いによって3年前に誕生した民主党政権は、日を追って自らのマニフェストさえも反故にしてきました。

八ッ場ダム問題を巡る迷走に始まり、沖縄普天間基地の県外移設、後期高齢者医療制度の廃止、原発も、消費税も、ことごとくマニフェストを裏切り続けました。

とりわけ、私たちにとって切実な年金や医療など社会保障分野では 「 社会保障と税の一体改革 」 と 号して改悪をもくろみ、

自民 ・ 公明両党との密室取引で 「 3党合意 」 を 打ち出し、自公政権時代よりもさらなる悪政を進めようとしています。

 しかし、原発の再稼働に反対し、原発ゼロ社会を求める人々が、インターネットやツィッターによる呼びかけで 20万人、17万人と集まるなど、

閉塞感を打ち破ろうとする市民のパワーも かつてない高揚が感じられます。

県内でも、脱原発のとりくみや、 消費税増税 ・ TPP推進などに反対する運動、高校統廃合に反対する運動などが 今までの枠組みを超えた規模で広かっています。

 私たち滋賀の年金者組合も、5月末に大阪をスタートした 「 かがやけ命の行進 」 を のべ約100人の組合員の行進で三重県に引き継ぎました。

また、年金支給の偶数月に県庁前で行う 「 怒りの座り込み集会 」 も 6月で 26回を数えるに至っています。

仲間づくりでは この1年間に100人以上の新しい仲間を増やしてきました。

 かつてない横暴な悪政に立ち向かうには 思いを同じくする人々が力を合わせ、声を大にして訴える必要があります。

今大会では、その原点とも言える支部づくり ・ 仲間づくり運動での成果を交流し、さらなる飛躍を誓い合いました。

 この大会で討議し、確認された内容が、一人ひとりの支部組合員のものとなって 閉塞感を打ち破るエネルギーが生まれる時、

それは 「 弱いものいじめの政治 」 から、いのちと暮らしを大切にするあたたかい政治への変革につながるものであるはずです。

 私たちは、高齢者をはじめとしてあらゆる人々が 豊かでうるおいのある社会に生きられることを願って 活動を進めていきます。

以上、宣言します。

2012年7月26日

全日本年金者組合滋賀県本部 第24回定期大会