全日本年金者組合 彦根・愛犬支部 第24回定期大会 の 大会宣言

全日本年金者組合 彦根 ・ 愛犬支部は10月3日、定期大会を開き、次の大会宣言を採択しました。


大 会 宣 言

 私たちは、今日、149人の仲間と共に、第24回定期大会を開催することができました。

 楽しみを力に、学習し、自立ある行動につなげることの大切さを学びました。

 昨年3月11日、東日本を襲った大震災、世界を震撼させている福島原発事故は、

私たちの政治や社会を見る目を深めさせました。

 今なお、いっこうに被災者の復興支援活動は進まず、未来への展望のないまま、

政府は大飯原発再稼働を宣言して国民の怒りを爆発させ、 「原発ゼロ」 を 求める声は日増しに国中に広がって、

国民的大運動に展開してきました。

 ところが、野田政権は、日本経済界の強迫とも見られる圧力に屈し、

また、米国の国家安全保障上の観点から 「日本は、原子力国家であり続ける必要がある」 との理不尽な強要になすすべもなく、

日本国の主権を発動する気概の片鱗すらみられません。

 県内では、生命 ・ 生活のすべてを破壊するTPP参加に反対、消費税増税の実施阻止、

そして、高校統廃合計画を許さないたたかいの輪が大きく広がりました。

 他方、日米安保を盾に日本全土を基地化するオスプレイの配備が両国政府によって強行されようとし、

憲法改悪の動きがマスメディアを通して国民に浸透しつつあります。

更に、今年は高校教科書の採択の年にあたり、日本の侵略 ・ 加害の事実を否定する教科書を採択する動きも活発になっています。

 私たちは、このような危険な情勢をしっかりと見つめ、楽しさの中で蓄えたエネルギーを大いに発揮するチャンスととらえ、

絆を大切に、健康で、憲法が輝く、豊かな人生を送るため、共に行動することを宣言します。

2012年10月3日

      全日本年金者組合 彦根 ・ 愛犬支部 第24回定期大会