湖北平和映画祭で「祝の島」上映

、いま注目のドキュメンタリー映画「祝の島」（ほうりのしま）が、彦根市で観られます。

　この作品は、約３０年前から原発建設に反対している祝島の人々の日常を追ったドキュメンタリーです。

　魚にやさしく話しかけながら釣り糸をひく漁師や、厳しい岩山を切り開いて造られた棚田で米づくりにいそしむ農民の姿。

また、毎夜、みんなで集まってお茶を飲む老人たち、笑いを巻き起こす集会など、

ゆるやかに流れる日々の生活の中で、自然と反原発デモがおこなわれる様子に心が動かされます。

　作品の随所に見られる力強く豊かな表現は、わたしたちがいつしか離れてしまった文化や、人の生きざまを内側から語りかけてきます。

東日本大震災以降、わたしたち自身問うてきた｢人と社会の本当の豊かさとは何なのか｣を考えさせられる作品として注目されています。

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