冊子―黒い雨 「内部被曝の告発」

広島県「黒い雨」原爆被害者の会連絡協議会が発行した冊子―黒い雨 「内部被曝の告発」 を紹介します。

広島県「黒い雨」原爆被害者の会連絡協議会の高野正明会長による発刊のメッセージです。

 私たちは、広島原爆直後に広範囲に降った黒い雨や埃(ほこり)・塵(ちり)などで放能線に被曝し、

がんなどの病気になっているのに、いまだに被爆者として認められていません。

 私たちは、被爆時の体験と病歴を語り、自治体と政府に被爆地域として認めるよう求めてきました。

広島市・県は3万7千人を対象にした実態調査を行い、

2010年に、「黒い雨は国の指定地域の6倍の範囲に降り、未指定地域住民は被爆者に匹敵する健康不良状態」との報告書を発表し、

政府にその全域を被爆地に指定するよう要望しました。

 それに対して、厚労省は検討会を設置して審議しましたが、結論はこれを認めないものです。

政府のこの態度は、福島原発事故大飯原発再稼働への対応と共通するもので、

人の命と健康への冒涜(ぼうとく)であり、人権侵害と言わなければなりません。

 ここに改めて、広島原爆の「黒い雨」地域で放射線によって被曝した住民の体験と専門家の見解、運動の経過などをご紹介し、読者のみなさんのご理解・ご協力をお願いするものです。

詳しいことは こちら


発 行 広島県「黒い雨」原爆被害者の会連絡協議会

代 表 高野 正明

連絡先 高東 征二  Tel & Fax (082)922−8746   E-mail takatou@ms12.megaegg.ne.jp

なお、黒い雨 「内部被曝の告発」 は 1冊 600円(送料別)