痴漢えん罪から救い出そう

 
昨日、彦根勤労福祉会館で「国民救援会彦根犬上支部大会」が開催された。

参加者は1人を除き全員が年金者組合員。

大会議事に先立ち 「JRびわこ線痴漢えん罪事件」の当事者、柿木浩和さんからの訴えを聴いた。

事件の概要をブログから引用する。


 事件」が起きたのはJR琵琶湖線、滋賀から大阪方面に向かう通勤電車です。

警察によると11月下旬から何件か痴漢被害の相談が寄せられており、警察は犯人の容姿が柿木さんに似ていたという理由で、12月の中旬から柿木さんを「痴漢の常習者」としてマークしていたようです。

 柿木さんは普段から自宅で高校生の長男の友人・A君の相談や世話をしており、通勤時に見かけるA君に声をかけるためにJR石山駅のホームでA君をさがすことがよくありました。

この行動も警察からは「女性を物色している」と見られたのかも知れません。

 1月18日の朝、ダイヤに遅れが生じていました。

毎日乗っている石山発7時37分発の新快速電車が10分遅れとなっており、7時38分発の快速電車が5分遅れで先にホームに入ってきました。

遅刻が気になった柿木さんは飛び乗りました(12両編成の9両目真ん中ドア付近)。

京都へ向かう通勤客がいつにも増して電車は満員状態になりました。

 山科発車後、偶然に「被害者」とされる女子高生が柿木さんの前に立ちました。

この山科と次の京都駅との6〜7分間で「事件」が起きたとされています。

避けようと思っても身体が接触してしまうような状況の中で、柿木さんは左手で吊革を持ち、右手をショルダーバッグの上に置いていました。

押されてバッグの肩紐がずれ、直そうと手を動かしたり、ポイント通過の際にがたんと揺れた際にバランスを崩したりした時に女性に接触した可能性があります。

そして、何よりも右斜め後ろにいた男性が不自然な行動をとったことです。

まず左に強く押し、それから前に押してきたのです。

柿木さんの身体は吊革を支点に右手が前に大きく押し出されるように回転しました。

この時、女性の身体に柿木さんの右手が接触した(あるいは押しつけられた)のです。

柿木さんは押してきた男性を「この混雑なのにトイレにでも行くのか」と思わず振り返りましたが、男性は吊革を持った手で顔を隠していました。

さらに、京都駅に着いた時も後ろから押されています。

 「被害者」とされる女性は多くの乗客とともに京都駅で下車し、ようやく電車がすいたので柿木さんは4人掛けのボックス座席に移動して座りました。

そして、暫くした時、刑事がやってきて次の長岡京駅で降りるよう告げたのです。


 こうして柿木さんは逮捕された。

一貫して容疑を否認したが、29日間も勾留されたうえ起訴され、現在、裁判中だ。

柿木さんは大津市在住の中学校教員で、支援の輪が日に日に大きくなっているという。

それにしても、長期間にわたり数人の刑事が柿木さんを囲むように張り込んで、逮捕のチャンスを狙っていたというから、恐ろしい話だ。

事件の詳しいことは http://blogs.yahoo.co.jp/kakigimuzai/MYBLOG/yblog.html