消費税増税論を斬る (第1回)
県高齢者運動連絡会が6月15日、滋賀県庁前で 「怒りの座り込み集会」 を開催しました。
この集会で、滋賀県商工団体連合会の廣田耕康事務局長が、連帯の挨拶と消費税の訴えをされました。
私たちの運動にとって、たいへん参考になる内容でしたので、連載することにします。
連帯の挨拶と消費税の訴えをさせてもらいたいと思います。
2ヵ月毎に、これだけ沢山の人が元気に集まる集会ということで、本当に関心しています。
僕は今、2つの点を学ばせてもらっています。
1つは、「やっぱり怒らないかんな」 「怒りが大切だな」 と思っています。
運動を怒りで広げていくことが非常に大切だと思います。
もう1つは、みなさん楽しそうで、2ヵ月に1回、同窓会をやっているような感じです。
運動は楽しくなければいかんなということです。
「怒りを広げる」 ことと 「楽しくやる」 という点は、民商の運動にも大いに学ばせてもらいたいと思います。
「後期高齢者医療制度を廃止させるまでやる」 ということなので、ご奮闘よろしくお願いします。
「震災復興財源に消費税増税を」 と言われています。
「税と社会保障の一体改革」 ということで 「消費税を段階的に上げて2015年には10%にする」 と言われていますが、本当にとんでもないことで、世論を広げて止めなければならないと思います。
最近のマスコミ報道を見ていまして、世論を広めていけば止められると思っています。
枝野官房長官が 「消費税は震災復興財源としてはふさわしくない」 と言ったと新聞の見出しに書いてあり、6月11日のテレビ討論では 「消費税は被災地にも同じようにかかるので問題がある」 と言っていた。
これは 「良いな」 と思ったが、その後 「消費税増税は社会保障の財源として論議するので、震災復興の財源としては言うな」 と、とんでもないことを言った。
社会保障財源としてでも、上げてしまえば被災地にもかかる。
しかし、「消費税は被災地にもかかる」 という世論が大きくて、枝野も言わざるを得なかったという点では、大いに確信にして頑張っていきたい。
野田財務大臣は消費税増税論者なんで、消費税を上げないという立場から対抗馬が出るのではないかとか、総裁選挙の争点に消費税増税がなるのではないかとかいう報道がありました。
これもやっぱり、昨年の参議院選挙で、菅が 「10%」 と言って惨敗したので、「消費税増税は困る」 という世論の反映がこういう報道になっているのではないかと思います。
そういう意味では、今が頑張り時です。
ということで、3つの点を訴えさせてもらいたい。
( いよいよ本題に入りますが、続きは明日に掲載します )