原発差し止め判決の井戸謙一元裁判長

 昨日6月24日、「非核の政府を求める彦根の会」 役員会が開かれました。

その中で、原発差し止め判決を出した偉大な井戸謙一元裁判長が、彦根市内在住で、今年4月に 弁護士登録し、彦根市内の 「たちばな法律事務所」 に入所されたことが話題になりました。

たちばな法律事務所ホームページから ( http://www.tachibana.pro/attorney/ido.html )

井戸謙一元裁判長は、1988年4月に大津地家裁彦根支部長として着任したのがきっかけで,彦根市内に住居を構えられたそうです。

2006年、金沢地裁の志賀(しか)原発差止め訴訟で、「原発の運転をしてはならない」 という前例のない判決を言い渡しました。

井戸氏が書いた判決文の一節です。

可能性として、外部電源の喪失。非常用電源の喪失。さまざまな故障が同時に。多重防護が有効に機能するとは考えられない

福島第一原発の事故を予言するかのような判決です。

井戸氏はテレビの取材に対し、こう話していました。

判決をした原発とは違うが、危惧したものが現実になるというのは大変なショックでした。

福島第一原発の)事故が想定外なのかというと決してそうではないと思うし、そんなに軽々しく想定外という言葉を使うものではないと思う 」


今や、時の人となり、取材攻勢で多忙を極められているそうですが、少し落ちついた頃に、講演をお願いすることにしましたので、乞う御期待。