支部機関紙 「ねんきん7月号」 発行

今日7月20日は、支部機関紙 「ねんきん7月号」 の発行日です。

今月号の 「目玉」 は、支部の最高齢 95歳の西澤さんのインタビュー記事です。

その一部を紹介します。 (記事の中で左クリックすると 拡大されて読みやすくなります

このインタビューに出てくる 「佐和山賞」 をご存知の方は少ないと思います。

「故郷の廃家」 という書籍の紹介文に出てきますので、転載します。

書名 故郷の廃家

著者 饗庭孝男

初出 2004年1,2月号 「新潮」

 饗庭孝男は両親から 「狐を馬に乗せて走ったようなところがある」 (自分の行く先をきちんと考えないうつけもの) と考えられていたほど生活感の乏しい、人生を経てきたのであろう。

それは極端に病弱であることも影響していた。

年老いた父が病院に入院した折に、車椅子を押す饗庭孝男に 名古屋時代に父子二人同居して自炊した時代を回想して 「お前は気むずかしかったから、どんなものを食事に出していいか悩んだ。またお前を哀れに思う心はいつも食事の心配と一緒だった』 と振り返って 父は語る。

小学校2年次には滋賀県でもっとも成績の良い生徒に与えられる賞 (佐和山神社の佐和山賞) を受けてはいるが、病弱な彼はよく学校を休んで 父の5千冊の蔵書を読んですごした。

戦時中には 中学動員の作業中に過労から結核をわずらい、又 名古屋時代には 押されて転倒したため半月版を損傷するなど、手のかかる子どもとして大事にされて育った。


このように、「佐和山神社の佐和山賞」 とは、滋賀県でもっとも成績の良い生徒に与えられる賞だったそうです。

小学校1年生で、「滋賀県でもっとも成績の良い生徒」 として表彰されたのですから、90年近く経った今も、その日の情景がはっきりと思い出されるのでしょう。

詳しいことは、こちらを



この他の記事は、6月15日の 県庁前 怒りの座り込み集会。

6月17日の 国民平和大行進。

原発事故に関する講演記録。

新組合員の自己紹介、等々。

コラム 「余滴」 も、ドイツの原発撤退を取り上げた力作です。

組合員のみなさん。間もなく、お手元に届きますので、お楽しみに!


夏山の写真、今日は、白馬岳縦走路で休憩中に撮った1枚です。