毎週 「山歩き」 を続けるサークルとは?

年金者組合群馬県本部機関紙(6月15日号)の1面トップに、すごい記事が載っています。

群馬県 「館林・邑楽(おうら)支部」 の 「ハイキングの会」 を紹介した記事です。


「ハイキングの会」 は、2001年2月23日に発足、以来、佐野市・岩舟町・藤岡町にまたがる三毳山 (みかもやま) をメーンにして十年余、しっかり活動しています。

ちなみに、記録をたどっての集計 (2001年分は、除いて) では、ハイキング実施回数462回 (雨などで中止27回) 、延べ参加人員8,983人という結果です。

当初の3ヵ月ほどは隔週の実施でしたが、会員の要望で毎週実施になり、曜日も金曜日に確定、出発場所も固定しました。

車に分乗し、運転手以外は当初100円でしたが、現在は200円出し合い、三毳山 (みかもやま) 東広場を中心に結集します。

池のほとりでのストレッチで互いの心身をほぐし、力量に応じたコースに分かれ、1時間半くらい歩きます。

仕上げは、公園管理事務所ホールでコミニケーションをとって散会し、車に分乗して帰宅するパターンで続けています。


三毳山 (みかもやま) 以外のハイキングも、年に2 ・ 3回計画。

ハイキング以外にも、バーペキュー ・ 温泉 ・ 忘年会 ・ 新年会 ・ 暑気払いなど、交流を深める行事も取り入れています。

この6月16日には、 「ハイキングの会」 10周年 (支部20周年) を記念して、千手が原クリンソウ観賞ハイキングをマイクロバス満員の参加で実施しました。

足腰を衰えさせないように、そして何よりも 「元気で長生き」 という会員の共通した願望というか、要求を、みんなで支え合って実現しています。

当初からの会員は5人ほどですが、ベテラン会員が半数以上こえています。

今年81歳になった伊藤和江さんは、当初からの会員です。

「会のアイドル的存在」 で、ほとんど毎週参加して、みんなの励みになっています。

新しい年金者の方々も集まってきています。

「年寄りいじめの世相には、負けては入られない」


因みに、館林市は人口7万8000人、邑楽町 (おうらまち) は人口2万7000人で、合わせて10万5000人余の地域です。

年金者組合 「館林 ・ 邑楽 (おうら) 支部」 は、組合員数278人 (5月末現在) ですから、高齢者人口比は、約1%だと思われます。

私たちの支部に比べて、約3倍の比率です。

三毳山 (みかもやま) は、栃木県佐野市の東部にあり、標高は229m。

山容の美しいことで万葉の昔から歌に詠まれています。

コナラやクヌギなどの茂る豊かな自然を残し、北部斜面にはカタクリアズマイチゲなどの群生地があり、ハイキングコースも整備されているそうです。

彦根荒神山より少し低い程度の山で、高齢者のハイキングに最適のようです。

私たちの支部でも、「荒神山ハイキング」 のサークルを作っては如何でしょうか。


夏山の写真、今日の一枚は 「白馬岳縦走路に咲く トウヤクリンドウ」