原爆犠牲者・戦没者追悼会

今から66年前の今日、8月9日の午前11時2分、アメリカは 長崎に原爆を投下し、一瞬のうちに14万9000人を殺りくしました。

「原爆の灯保存会」 は 今日、「原爆の灯」 が 保存されている彦根市日夏町の 本覚寺で 「原爆犠牲者・戦没者追悼会」 を、執り行いました。

この夏の最高気温 35.9度を記録する猛烈な暑さにもかかわらず、

近在の市民、子供たち、民主団体の人たちが大勢、お参りに来られました。

年金者組合彦根・愛犬支部から、八田光雄支部長をはじめ 14人が参加しました。


「原爆の灯」 が23年間、絶えることなく灯り続けている燈籠 (とうろう)


八田光雄さんが、 「原爆の灯」 を蝋燭 (ろうそく) に移します。


主催者を代表して中西朋義さんが 「今年の追悼会は 福島原発事故もあって、ことさら意義が深い」 と挨拶。


原爆犠牲者・戦没者の追悼法要。

みんなで、お経 「十二禮」 ( らいはいのうた ) をあげ、焼香しました。


長浜を出発した 「反核平和マラソン」 の一行が 到着。

「原爆の灯」 に献花。

本覚寺境内は大賑わい。


八田光雄さんが、若いランナーに 「原爆の灯」 の由来を 説明しました。


反核平和マラソン」 の ランナーが 大津に向って 出発です。


11時2分 全員で 原爆犠牲者と戦没者に 黙祷を捧げました。


続いて、櫻井雅明さんのアコーディオン伴奏で、安孫子義昭さんが歌唱指導、

広島県出身の石本美由起さん作詩、あきたかしさん作曲の 「いのちかがやいて」 を 合唱しました。


近年、本覚寺のある日夏町でも、蛍がたくさん見られるようになりました。

そこで、日夏町在住で蛍の研究をされている佐藤進さんから、蛍の話を聴きました。

子供たちも大人たちも、蛍の生態や観察方法など、興味深い話に聴き入りました。


最後に子ども達が、本覚寺前の小川に稚魚を放流しました。

本覚寺をはじめ近在の皆さんが、1年間かかって フナやメダカなどを飼育して増やしたものです。


雲ひとつないカンカン照りで、猛烈に暑い中でしたが、

原爆犠牲者・戦没者の追悼法要、黙祷、 「いのちかがやいて」 の合唱、 「反核平和マラソン」 出迎え、淡水魚の稚魚放流 と、内容が豊富で 、

平和の尊さと自然の大切さを学ぶ良い機会となりました。