北海道電力 泊原発3号機の営業運転再開について 抗議する緊急FAX を送りましょう

北海道電力 泊原子力発電所3号機 営業運転移行の動きがあります。 

抗議のFAXを送りましょう。

 8月9日に経済産業省が 「北海道電力泊原子力発電所3号機は、(調整運転中であり) 再稼働にあたらない」 とする見解を示したことを受け、

北海道電力は、調整運転から営業運転に移行するための最終検査を原子力保安院に申請しました。

これに対し、国への質問状を出していた高橋はるみ・北海道知事は、地元の意向を取りまとめるとする姿勢を示しています。

東日本大震災の直前に定期検査後の調整運転に入っていたとは言え、福島原発事故のあと安全基準をまともに検討しないまま、

場当たり的な対策だけで再稼働を認める等ということは とんでもないことです。

 東京電力福島第一発電所の事故発生から5か月が経過しましたが、未だに収束のめども立たず、放射能の拡散が続いている現状です。

原子力発電所での過酷事故が、時間をこえ、地域をこえて、国民の健康と安全を危機にさらすことが明らかになった今、

一時的な電力不足や産業への影響をことさら強調して原子力発電所の再稼働を進めることは許されません。

地震津波などの災害対策はもとより、事故発生の際の対応策や住民対策など、総合的な検討が求められています。

また、3月12日には炉心融解の可能性を承知しながら明らかにしなかったなど、政府や東京電力の事実秘匿の体質が改められておらず、

政府の安全監視体制の整備も進んでいない中での再稼働は、原発事故への反省を欠いていることの表れに外なりません。

 以上のこともふまえ、北海道知事と北海道電力あての緊急FAXを送信しましょう。


    記


【北電宛】 北海道電力株式会社 代表取締役社長 佐藤 佳孝 殿

FAX:011−210−9586 / 〒060−8677 北海道札幌市中央区大通東1丁目2番地


【知事宛】 北海道知事 高橋 はるみ 殿

FAX:011−251−3879 / 〒060−8588 北海道札幌市中央区北3条西6丁目


FAXの例文は次の通りです。




北海道知事 高橋 はるみ 殿

【要 請 書】

道民の安全・安心を守るため、泊原発3号機の営業運転再開を絶対に認めないよう求めます。

北電は8月9日、電力の安定供給を理由に、泊原発3号機の最終検査を8月10日に希望するとの申請を国に行いました。

しかし、北電は、電力の需給見通しについて、道民が理解できるような情報公開を行っておらず、福島第一原発事故の知見も反映されていません。

このような最終検査申請が、道民に納得を得られないことは明白です。

知事が、原発の縮小・廃止を願う多数の道民の願いにこたえ、北電に国への最終検査申請の撤回をもとめるよう強く要望します。



北海道電力株式会社 代表取締役社長 佐藤 佳孝 殿

【抗 議 文】

泊原発3号機の最終検査申請は即時撤回せよ!

貴社は8月9日、電力の安定供給を口実に、国に対し泊原発3号機の最終検査を8月10日に希望するとの最終検査申請を行った。

貴社の行為は、 「安全・安心」 を強く願う広範な道民要求を踏みにじるものであり、断じて容認できない。

電力の需給見通しについて、道民が納得できるような情報を公開せず、包み隠すことは到底許されない。

貴社の最終検査申請に厳しく抗議し、その撤回を求める。