北海道電力 泊 (とまり) 原発3号機の営業運転再開に抗議する緊急FAXを送信

北海道電力が、調整運転中の泊原発3号機を営業運転に移行しようとしていることに対し、当支部執行部は、今日8月12日、北海道電力と北海道知事に抗議の緊急FAXを送信しました。

泊原発3号機は 1月に定期検査に入り、 現在は調整運転中です。

政府が9日、最終検査を受けるよう指導、11日には、最終検査の報告を受け、営業運転再開を了承しました。

この後、北海道知事が容認の考えを伝えれば、 営業運転を再開することになります。

福島原発事故の後も、安全基準をまともに検討しないまま、場当たり的な対策で再稼働を強行することは許されません。

政府や東京電力の事実秘匿の体質も改められておらず、政府の安全監視体制の整備も進んでいない中での再稼働は、原発事故への反省を欠いているもので、直ちに中止するべきです。

抗議FAXは、知事に対して営業運転再開を容認しないこと、北海道電力に対しては最終検査申請の撤回を求めるものとなっています。


北海道電力に対する抗議FAXは次の通りです。


北海道電力株式会社 代表取締役社長 佐藤 佳孝 殿

【抗 議 文】

泊原発3号機の最終検査申請は即時撤回せよ!

貴社は8月9日、電力の安定供給を口実に、国に対し泊原発3号機の最終検査を8月10日に希望するとの最終検査申請を行った。

貴社の行為は、「安全・安心」を強く願う広範な道民要求を踏みにじるものであり、断じて容認できない。

電力の需給見通しについて、道民が納得できるような情報を公開せず、包み隠すことは到底許されない。

貴社の最終検査申請に厳しく抗議し、その撤回を求める。

原発が事故を起こせば、北海道だけでなく日本中、いや世界中の人が酷い目に遭うことは、福島原発の事故を見れば明白です。

貴社だけの都合で、営業運転を再開しないで下さい。

今の原発は全て廃炉にして、自然エネルギーに切りかえて下さい。