小宮山洋子厚生労働相が 「社会保障と税の一体改革成案」 の 実現に 意欲

新聞報道によると、新たに就任した小宮山洋子厚生労働相は 9月2日、記者会見で、菅直人政権が取りまとめた 社会保障と税の一体改革成案 」 の実現に 意欲を示しました。

小宮山厚労相は、「 これから力を入れたい政策 」 として、雇用対策に加え、 「 社会保障と税の一体改革」 の実現、 医療 ・ 福祉を含めた東日本大震災の被災者の生活支援を 挙げました。

社会保障と税の一体改革 」 については、「 成案を基に、これから具体化を進めていきたい 」 と 述べました。

また、医療について 「 問題が非常にたくさんあることは認識している 」 とした上で、 「 小手先でやっていても、なかなか変わらない部分がある 」 と 指摘しました。


ご存知のように、「 社会保障と税の一体改革成案 」 には、医療費の一層の負担増、年金の支給開始年齢の引き上げ、生活保護支給額の引き下げなど 社会保障の大改悪がうたわれています。

その上、社会保障を切り捨てながら、「 社会保障の拡充 」 を口実に 消費税を増税しようというのですから、とんでもない話です。

ところで、これも新聞報道によると、厚労省幹部は、 小宮山洋子厚生労働相就任について、「 『やったぜ』 という気持ちだ 」  「 仕事はしやすい 」 と 大喜びだそうです。

事実、9月2日、小宮山厚労相厚労省に初登庁した際には、庁舎入り口の自動ドアが開くよりも早く、拍手がわき起こった程の大歓迎ぶりだったそうです。


2年前に、初登庁した長妻昭厚生労働相を出迎えた時には 拍手もしなかった厚労省の官僚たちが、小宮山厚労相の就任には 大はしゃぎ・・・・。

日本の官僚たちは、わかりやすい人種ですね。


それはともかく、「 社会保障と税の一体改革成案 」 の 実現を許し、厚労省の官僚を喜ばせるわけにはいきません。

社会保障と税の一体改革成案 」 を 粉砕するために、がんばりましょう!