年金者一揆滋賀県集会

今日10月14日、全国で 「 年金者一揆 」 の 集会と デモ行進が展開されました。

滋賀県集会は、 小雨が降る中、滋賀会館前で行われ、年金者組合や民主団体の約110人が参加しました。

集会の最後に、次のような 「 2011年 年金者一揆宣言 」 を 採択しました。


2011年・年金者一揆宣言

 今日10月14日、全国で一万人の高齢者が、押さえきれぬ怒りをもって集まりました。

東日本大震災福島原発事故では 多くの人が住み慣れたふるさとを 追われました。

7ヵ月を経た今も 復旧は遅れ、 大ぜいの人たちが、 生活の見通しがたたないまま、 不安な中で暮らしています。

必要な医療 ・ 介護を受けられない高齢者も 多くいます。

政府は、 選別と切り捨ての 「 復興 」 ではなく 被災者の生活と生業を支援すべきです。

いま、無年金の高齢者は 約118万人。

年金額が低過ぎる人は、 日々不安を抱えながら暮らしています。

若い世代も 長引く不況の中で仕事もなく、 ぎりぎりの生活です。

 ところが 国民の苦しみをよそに、 民主党政府は、 「 税と社会保障一体改革 」 という名の下に、

さらなる増税と毎年の連続的な年金引き下げ、年金支給開始年齢の引き上げという重大な改悪に踏み出そうとしています。

医療費の窓口負担の上乗せ、 病院 ・ 介護施設から 患者 ・ 利用者の追い出しなど、

年金 ・ 医療 ・ 介護などの全面的な改悪をしようとしています。

震災復興を口実にした庶民への大増税も 行おうとしています。
 
そして、 さらに民主党政府は漁業や農業をはじめ国民全体の生活を悪化させるTPP( 環太平洋経済連携協定 ) への参加も急いでいます。

私たちは、このような国民・高齢者いじめを断じて許しません。

全国津々浦々で、国民・高齢者のいのちと暮らしを守るため 一層運動を強めていくことを宣言します。


      2011年10月14日

        年金者一揆滋賀県集会

集会に続き、参加者は大津市中心街をデモ行進、市民にアピールしました。

途中から、雨が激しく降り出しましたが、最後まで元気いっぱいで 歩き通しました。