イギリスの公務員スト に学ぶもの

NHKは12月1日、イギリスで公務員ストが行われ、 市民生活に影響が出たと、次のように報じていました。

イギリスで、政府の緊縮財政策に伴う年金改革に反対する公務員の24時間ストライキが行われ、

少なくとも1万5000を超える公立の学校が休校になるなど市民生活に大きな影響が出ました。

イギリス政府は、緊縮財政策の一環として、受給開始年齢の引き上げなどの公務員の年金改革を打ち出しており、

30日、これに抗議する公務員の大規模な24時間ストライキが実施されました。

主催した労働組合は、ストライキには最大で200万人が参加したとしていて、

少なくとも1万5000を超える公立の学校が休校になったほか、

病院や図書館などさまざまな公共サービスに大きな影響が出ました。

また、ストに合わせて全国各地でデモが行われ、

ロンドン市内でデモに参加した公務員の女性は 「今の緊縮策は厳しすぎる。雇用や収入への人々の不安がこれ以上高まれば、経済がだめになってしまう」 と話していました。

日本では、民主党政権が12月5日に、「社会保障と税の一体改革推進本部」 を立ち上げ、

消費税増税と一体で社会保障改悪の具体的なメニューを決めようとしています。

その中には、年金支給額の切り下げが含まれています。

医療や介護も大改悪されます。

現在、年金者組合は 「秋の仲間づくり月間」 の最中で、闘いの輪を広げるために奮闘しています。

現役世代の労働者も、イギリス、フランスの闘いに学んで立ち上がり、共に頑張りましょう。