年金 2.5% 切り下げは 許さない!

 
民主党は 昨日 12月16日、来年10月から 3年かけて 年金を 2.5% 切り下げることを 盛り込んだ社会保障改悪の素案を了承し、

この法案を、 年明けの通常国会に 上程しようとしています。

 2000年度から3年間、 物価が下がったものの、 経済事情や高齢者の生活実態を考慮し、 時の自公政権が、 年金引き下げを実施しませんでした。

あの時 引き下げていたら、こうなるはずというのが、 政府のいう 「 本来水準 」 です。

この10年で、 日本経済が好転 し高齢者の生活が向上したとでも いうのでしょうか。

しかも 2004年の 「 年金改革 」 の 際、 引き下げ保留分は、 今後、 物価の動きなどの中で 解消するとしていたのです。

現行の年金支給額を 引き下げるなど 許せません。

 政府 ・ 民主党は、 「 社会保障 ・ 税一体改革 」 と して、 国民に 「 自助努力 」 を 求め、

年金をはじめ、 医療、 介護、 生活保護など 社会保障制度全般にわたって 改悪し、

さらに、 社会保障財源をロ実に 消費税を増税するなど 、 「 一体改革 」 関連諸法案を 通常国会に提出しようとしています。

まさに やらずぶったくりです。

 しかし、 野田民主党政権の、 弱者切り捨て、 大企業優遇、 アメリカいいなりの政治に対し、 国民の厳しい批判が 高まっています。

TPP反対、 原発ゼロを求める運動は 大きく広がっています。

「 年金者一揆2011 」 を はじめ 「 一体改革 」 反対の運動を受けて、与党内でも異論が 出てきており、

年金支給開始年齢の引き上げは 「 先送りする 」 と 厚労相が 表明するといった状況なども 生まれてきています。

 年金者組合が、 高齢者のいのちと暮らしを守るため、 共同のとりくみを広げ、

10万を超えた組織の総力を挙げ、 「 一体改革 」 を 阻止し 社会保障充実をかちとる運動を 展開しようではありませんか。

その第一に、年金改悪と消費税増税に反対する署名運動を成功させましょう。

昨日の彦根・愛犬支部執行委員会では、各執行委員が全組合員に署名用紙を届け、協力をお願いするよう決めました。

組合員のみなさん、よろしくお願いします。