彦根・愛犬支部も 年金引き下げに抗議

厚生労働省が 2012年度の年金引き下げを発表したことに対し、年金者組合彦根・愛犬支部からも 今日2月1日付けで 抗議文を 出しました。


厚生労働省の発表によると、 年金受給額の 0.3% 引き下げは、 今年4月分が支払われる6月の支払いから 行うとしています。

引き下げ額は、 国民年金の場合、 老齢基礎年金(満額の場合) 1人分  65,741円 が 65,541円 に 月額200円、 年額2400円 減額されます。

厚生年金の場合、 夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額 231,648円 が 230,940円 に、 月額708円、 年額8496円 減額されます。


さらに 厚生労働省は 「特例水準の解消について」 次のように 発表しています。

「 現在支給されている年金は、 平成12年度から 14年度にかけて、

物価下落にもかかわらず、 特例法で マイナスの物価スライドを行わず 年金額を据え置いたことなどにより、

本来の年金額より 2.5% 高い水準 (特例水準)で 支払われています。

現在、 この特例水準について、 現役世代 (将来、年金を受け取る人)の 年金額の確保に つなげるため、

平成24年度から 26年度までの 3年間で 解消することを 検討しており、

今年の通常国会に 法案を 提出することに しています。

法案が成立すれば、 平成24年度の年金額が、 10月分が支払われる12月の支払から 更に0.9% 引き下がることになります。」


これが実施されれば、0.3% プラス 0.9%で 1.2% の 引き下げになります。

つまり、国民年金が 年額9600円、 厚生年金が 年額3万3984円 引き下げられることになります

こんなことが、5年、10年と続けば・・・と考えると、 恐ろしく なります。