長崎の年金者組合員も 頑張っています

長崎県労連ニュース ( 2月23日付け ) に、 長崎県の年金者組合員の奮闘ぶりが 紹介されていますので、 その記事を転載します。(こちら


社会保障と 税の一体改革 」 政府対話集会に 年金者組合員が 参加


2月18日(土)、政府主催の 「 社会保障と税の一体改革 」 対話集会が 開かれ、 県内から公募された18人が 小宮山厚労相と 対話しました。

 この集会はインターネットでの1週間前の周知とネット申し込みに限定されていましたが、 年金者組合長崎支部から3人が応募、 出席し、

社会保障の財源に 消費税増税は おかしい。 低所得者から取らず、 応能負担すべき 」 と 発言しました。

 わずか 1時間半の集会で、 18人の出席者は 1〜2分の発言しかできず、 十分な意見交換はできませんでした。

組合員の中村さんは 「 この集会で 帳面消しとせず、 もっと多くの国民の声を 聞いてほしい 」 と 話しています。

毎日新聞に 参加した年金者組合員の意見が 掲載されていますので、 ご紹介します。

毎日新聞 2012年2月19日 長崎地方版>  (赤色文字は県労連)

税と社会保障 : 一体改革 長崎市で 対話集会 年金、 医療、 介護を議論  小宮山厚労相が説明 

 「 税と社会保障の一体改革 」 について 主要閣僚が直接、 国民に説明する 「 『 明日の安心 』 対話集会 」 が18日、 全国4カ所で始まった。

小宮山洋子厚生労働相が出席し 九州で初めて開かれた長崎市での集会には、 高校生や会社員、 社会福祉法人経営者や 年金受給者など 10〜70代の18人が参加。

参加者の関心が高かった年金や医療、 介護について議論した。 【蒲原明佳、阿部義正】

 小宮山大臣は冒頭、 社会保障の給付 ・ 負担の現状や 一体改革が指す将来像を説明。

消費税率を現行より5%引き上げても、 4%が現在の社会保障制度維持に使われるとして 「 社会保障増税は表裏一体。 行政改革もやっていくが、 社会保障と税制の改革は待ったなしの状態 」 と訴えた。

 対話の主な話題は 年金に。

70代の無職男性は 「 消費税率を上げても 年金は 減り続けるのでは 」 と 質問。

小宮山大臣は 「 人口構造が変わって支え手が少なくなり、 今後 年金が増えることはない 」 と 率直に答えた。

また、 社会保険労務士の男性 ( 78 ) は 「 『 社会保障の財源は消費税 』 は おかしい。 低所得者から取るのでなく、 応能負担の法人税がある 」 と 指摘。

小宮山大臣は 「 新制度は 所得に応じて年金を加算したり、 短い加入期間でも給付できるよう、 低所得者にも手厚くする 」 と 答えた。

 集会後、 小宮山大臣は 「 幅広く意見をいただけた。 1時間半の対話で十分な理解とはいかないが、 直接話した方の理解は進んだと思う。 周りの人と話してもらうことで効果があるのでは 」 と 話した。

 ただ、定員の少なさなど、 集会のあり方に疑問を呈する参加者も。

長崎市矢の平、 中村俊之さん ( 79 ) は 「 消費増税のための説明会で 対話とは言えない。 せっかく 大臣と話せるのだから、 多くの市民が 参加できるようにすべきだ 」 と 注文した。

 身内の民主党内からも批判があり、 衆院長崎3区選出の山田正彦 ・ 元農相は 長崎市で 報道陣に 「 せっかく大臣が来るんだから、 幅広く聞いてもらうのが筋 」 と 指摘。

消費増税についても 「 こんなデフレ下で やるべきでないし、 衆院の比例定数 80削減をした上でないとできず簡単ではない 」 と 持論を展開した。

 一方、小宮山大臣は 対話集会に先立ち、 中村法道知事と面会。

知事は ▽ 離島 ・ 過疎地域での小規模放課後児童クラブ確保への財政措置拡充 ▽ 離島 ・ へき地地域の医師確保のための法的制度構築 −− などの 要望書を 渡した。