TPP めぐり 県民会議 発足

昨日5日、TPPめぐり県民会議が発足しました。

NHKは 次のように 伝えました。 (こちら

TPP = 環太平洋パートナーシップ協定をめぐり 県内の農林水産関係者や 医療関係者などが集まって、

政府に国民の合意などがないまま協定に参加しないよう求める県民会議が 5日、 発足しました。

この県民会議は 県内の農林水産関係者や医療関係者、 それに 自治体の首長など、 あわせて 92団体、 279人が 参加していて 5日、 大津市で初めての総会が開かれました。

このなかで 呼びかけ人の1人である大学教授からは 「 TPPの問題は 農業と製造業の対立構造の中で語られることが多いが、 その分野だけでなく私たちの生活そのものに影響を与える 」 という意見が出されました。

また、 農業関係者からは 「 放棄された農地を解消する活動をしているが、 TPPへの参加は そういった放棄地をさらに増やすことにつながる 」 という意見が出されました。

さらに 医療関係者からは 「 TPPによる規制緩和が行われれば良い医療を受けられるのは、 お金がある人に限られてしまう 」 と、 患者の2極化を懸念する意見が出されました。

TPPをめぐっては アメリカなど関係国との間で、 すでに 交渉参加に向けた事前協議が 行われています。

県民会議では 来月22日に 栗東市で 集会を開く予定で、 多くの県民に 参加を呼びかけていくことにしています。