NHK世論調査 で 「 内閣 不支持 」 初めて 半数超す

今夜のNHKニュースによると、 世論調査の結果、 野田内閣を 「 支持する 」 と 答えた人が 30%だったのに対し、 「 支持しない 」 と 答えた人が 53%で 内閣発足以来、初めて半数を上回ったそうです。(こちら


「 内閣不支持 」 初めて半数超す

NHKが行った世論調査によりますと、 野田内閣を 「 支持する 」 と 答えた人は 30%で、先月の調査より 3ポイント下がったのに対し、

「 支持しない 」 と 答えた人は 53%で、 内閣発足以来、 初めて 半数を上回りました。

NHKは、 今月6日から3日間、 全国の20歳以上の男女を対象に、 コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける 「 RDD 」 と いう方法で世論調査を行いました。

調査の対象となったのは 1665人で、 64% に 当たる 1068人から 回答を得ました。

それによりますと、 野田内閣を 「 支持する 」 と 答えた人は 30%で、 先月の調査より 3ポイント下がりました。

これに対し、 「 支持しない 」 と 答えた人は、 先月より 5ポイント上がって 53% と なり、 去年9月の内閣発足以来、 初めて半数を 上回りました。

支持する理由では、 ▽ 「 他の内閣より良さそうだから 」 が 46%、 ▽ 「 人柄が信頼できるから 」 が 28% だったのに対し、

支持しない理由では、 ▽ 「 政策に期待が持てないから 」 が 46%、 ▽ 「 実行力がないから 」 が 27% などとなっています。

次に、 野田内閣が進める 「 社会保障と税の一体改革 」 の 取り組みを 評価するかどうか聞いたところ、

▽ 「 大いに評価する 」 が 2%、 ▽ 「 ある程度評価する 」 が 29%、 ▽ 「 あまり評価しない 」 が 42%、 ▽ 「 まったく評価しない 」 が 20%で、

「 評価しない 」 と 答えた人が 「 評価する 」 と 答えた人を 30ポイント余り 上回りました。

また、 政府が 消費税率を引き上げるための法案を 今の国会で 成立させるとしていることへの賛否を 聞いたところ、

▽ 「 賛成 」 が 25%、 ▽ 「 反対 」 が 36%、 ▽ 「 どちらともいえない 」 が 35%でした。

このうち、 「 反対 」 と 答えた人に 理由を 尋ねたところ、

▽ 「 行政改革や国会議員の定数削減が進んでいないから 」 が 46% で 最も多く、 ▽ 「 家計の負担が増えるから 」 が 22%、 ▽ 「 社会保障の改革が不十分だから 」 が 15%、 ▽ 「 日本の経済に悪い影響を与えるから 」 が 11% でした。

次に 定期検査のために停止している原子力発電所の運転再開について 賛否を聞いたところ、

▽ 「 賛成 」 が 15%、 ▽ 「 反対 」 が 39%、 ▽ 「 どちらともいえない 」 が 42%でした。

一方、 今後、 政権の枠組みが どのようになるのが望ましいと思うか 尋ねたところ、

▽ 「 民主党中心の政権 」 が 5%、 ▽ 「 自民党中心の政権 」 が 10%、 ▽ 「 民主党自民党による大連立政権 」 が 25%、 ▽ 「 政界再編による新たな枠組みの政権 」 が 44% でした。

さらに、 衆議院の解散 ・ 総選挙の時期については、

▽ 「 できるだけ早く行うべきだ 」 が 20%、 ▽ 「 今の国会の会期末までには行うべきだ 」 が 14%、 ▽ 「 年内には 行うべきだ 」 が 22%、 ▽「 来年の衆議院の任期満了まで行う必要はない 」 が 34%でした。


支持する人が30%、支持しない人が53%の野田内閣が、

国民の多数が反対する「社会保障と税の一体改革」、消費税率の引き上げ、原子力発電所の運転再開を強行することは許されません。