「 4・28 関西電力包囲行動 」 の ご案内
滋賀県労連を通じて、全大阪労働組合総連合(大阪労連) 川辺 和宏 議長から 昨日付けの 「 協力要請 」 が 届きましたので 紹介します。
大飯原発再稼働反対!
4・28関西電力包囲行動のご案内とご協力のお願い
日夜のご奮闘に 心から 敬意を表します。
さて、 原発をめぐる情勢は、 大飯原発の再稼動問題をめぐって 重大な局面を 迎えています。
政府は、 4月6日、 関係閣僚会議を開いて 大飯原発の再稼動を審査するための 「 運転再開を判断するための基準 」 ( 暫定安全基準 ) なるものを 決定しました。
そして、 今週中にも 閣僚会合で 再稼動は妥当との判断を下し、 その結果を 枝野経産相が 福井県に 出向いて説明し、
連休明けには 野田首相が 再稼動を決定する 「 政治判断 」 を 下そうとしています。
暫定安全基準には 重大な問題、 欠陥があります。
第1は、 暫定安全基準をつくったのが、 福島第一原発事故で 既に 原発の安全性を審査する資格など全くないことが証明された原子力安全委員会と原子力安全 ・ 保安院であることです。
“ 原子力ムラ ” の一員として 原発を推進してきた彼らが 3日で作った “ 審査基準 ” など 誰も信頼できるものではありません。
実際、 内容も 昨年の福島原発事故直後に 各電力会社に指示した 「 緊急安全対策 」 の 域を出るものでは ありませんし、
保安院からの 「 安全対策 」 に ついての指摘も 電力会社が計画を提出すればOKという抜け穴だらけの審査基準です。
第2は、 福島第1原発の事故の原因は いまだに 未解明である中での 再開容認という問題点です。
政府と東京電力は 福島原発の事故をもっぱら 「 想定外の津波 」 のせいにしようとしていますが、
津波が来る前に 既に 地震動で配管が破損し 事故が発生していたという指摘も あります。
こうした原子炉の基本構造に関わる問題点も いまだ解明できていない中で 原発を再稼動することとは、 破綻が明白な 「 安全神話 」 に 基づく暴挙といわざるを得ません。
第3は、 相変わらず 苛酷事故が起きた場合の対策が 全く欠落した基準になっていることです。
福島第1原発の事故による放射汚染の影響は甚大で、 除染や被害補償など 目途は 全く立っていません。
大飯原発についても 苛酷事故を起こした場合の 放射能汚染は どうなるか、 琵琶湖の水が汚染された場合の対応は どうなるかなども含めて 対策が立てられ、審査される必要があります。
しかし 暫定安全基準には そうした項目は 全く ありません。
こうして 原子炉そのものの安全審査の基準としても 欠陥があり、 しかも 苛酷事故を起こした場合の対策も 欠落した基準で審査し、
“ 政治判断 ” と 称して 再稼動容認を強行するなどということは 絶対 許されるものではありません。
そのため、 大阪労連と 「 原発ゼロの会 」 は、 野田政権に対して 「 大飯原発の再稼動は止めよ 」 と 強く要求するとともに、
関西電力に対しても 私たち声を届けるために、 下記の要領で大阪が主体となって 「 4・28 関西電力包囲行動 」 を 行うことにしました。
全労連近畿ブロックの各県労連 ・ 総評 ・ 地評のみなさんには 案内とご協力を お願いするものです。
なお、 全労連 近畿ブロックとしては 協賛団体としてご協力をいただきたいと思います。
また、 各県の 「 原発なくせ 」 の諸団体へは、 各県労連 ・ 総評 ・ 地評の方から 呼びかけを お願いするものです。
記
●日時 4月28日(土) 午前11時〜
※集会後 ( 11時45分ごろから )、 関西電力本社に向けて デモ行進を行い、 西梅田で 流れ解散の予定です。