改悪諸法案をめぐる情勢

改悪諸法案をめぐる情勢は、めまぐるしく動いているようです。

年金削減をはじめとする 「 税と社会保障の一体改悪 」 については、野田首相の 「 不退転の決意 」 にもかかわらず 政府 ・ 与党の思惑どおりにはすすまない状況となっています。

民自公3党や政府内部での矛盾激化は、 明らかに反対世論の盛り上がりが反映したものです。

帰趨は 今後の運動いかんにかかっています。 

自公民3党は 消費税増税では おおかた一致しているものの、 小沢派から50人を超す反対が出れば 衆議院での否決もあり得ます。

また、 その他の法案では不一致点が多いことと、 なれ合いへの国民の目が厳しくなっていることもあって、

中身で合意しての可決は 容易にできにくい状況にあります。

このため、 「 特別委員会 」 での審議期間、 衆議院100時間、 参議院70〜80時間を前提に、 会期の大幅延長は ほぼ確実になっています。

年金者組合がこの間に行ってきた国会議員要請の中で、 民主党でも2人の議員が反対の意思表明をしました。

年金引き下げ阻止、 年金制度改悪阻止の展望は 大きく広がりつつあります。