滋賀県労連定期大会開催!

今日9月1日、滋賀県労連第26回定期大会 が 彦根勤労福祉会館 で 開かれ、

活動経過報告 と 決算報告 を 承認し、

新年度の運動方針 と 予算 を 決定した上で、

一部の役員を改選しました。


大会で採択された 「 大会宣言 」 は 次の通りです。

大 会 宣 言

 私たちは 第26回定期大会を開催し、 むこう1年間 の たたかう方針 を 確立した。

 昨年3月1 1日 の 甚大な犠牲 と 被害をもたらした東日本大震災 と 、そのもとでの 福島原発事故は、

その後の、 国民の原発ゼロ と 復興への意識変化 と 行動などに みられるとおり、

日本 の 社会 の あり方 を 大きく見直す新たな出発点 と なっている。

東京の首相官邸前での 「 キンカン 」 抗議行動が、 県内も含め 全国 で 広がっている。

 県内では、 「 ばいばい原発、 守ろうびわ湖 3・1 1 共同行動 」 の 集会に続き、

4月22日には 国民合意のないTPPに反対する 「 県民集会 」 が、

そして 6月3日は、 「 こんな時に 消費税10%増税 は 許せない県民集会 」 が、

それぞれ 千人規模 で 開かれた。

集会にあたっては、 農業、医療、消費者、業者、行政などの 幅広い団体 が 結集し、

県労連 も 参加する共同運動として 発展している。

 しかし、 民主党による 大企業 ・ アメリカ言いなり政治は、 東北の復興よりも、

原発再稼働、 TPP参加、消費増税 ( 税 と 社会保障一体改革 ) 、普天間基地辺野古移設 と オスプレイ配備、 国会の比例定数削減など、

暮らし と 平和、 民主主義 を 破壊する 危険 な 道 を 突き進んでいる。

政治不信 や 社会の 「 閉塞感 」 に つけ込んだ橋下 ・ 維新の会のファッショ的策動なども強まっている。

 雇用をめぐっても 労働者派遣法改正 を 骨抜きにした上、

雇用のあり方そのものを、 無期から 有期に 切り替えようとするなど 非正規化 を いっそう 進めようとしている。

公務労働者に対する賃金 と 退職金削減、 地方公務員 に 対する 政治活動規制と罰則強化など、

「 住民全体 の 奉仕者 」 から 「 権力者のみの奉仕者 」 に 変える策動も強まっている。

 本大会では、 こうした情勢について認識を深め、 たたかいを交流し、

打開する基本方向 と 具体的方針 を 確認した。

そして、 労働者 ・ 国民の暮らしを守るため、 安定した雇用 と、 働き方の質の向上 を はかること を 前面に、

憲法と平和、 社会保障、 組織の強化拡大など 諸課題の取り組みについて、 いっそう 強化することを 意思統一した。

 私たちは、 いかなる政治情勢、 たたかいの局面であっても、 ゆらぐことなく労働者・ 国民の世論に依拠して、

この間 の 共同運動 を いっそう発展させ、 大企業 と アメリカ言いなり の 政治に立ち向かい、

貧困と格差をなくし、 「 人を大切にする新たな安全 ・ 安心社会 」 の 実現へ、この1年間、力いっぱい奮闘することを宣言する。

      2012年9月1日
                      滋賀県労働組合総連合第26回定期大会