「KBS滋賀リスナー会議」 の 活動 が 新聞赤旗 に 掲載

今日11月15日 の 新聞赤旗(全国版)に、 KBS滋賀 移転縮小阻止の運動が紹介されています。

KBS労働組合と共に 移転縮小阻止の闘いに取り組んでいるのが、地元の市民が参加する 「KBS滋賀リスナー会議」 で、

中川むつ子代表はじめメンバーの殆んど が 年金者組合員です。


記事の内容は次の通りです。

 KBS京都が滋賀県彦根市に開設しているKBS滋賀は小さなラジオ局ながら、半世紀を超える歴史を持っています。

身近な情報や話題を伝えて地元に愛されてきました。

ところが 今年8月、会社が移転・縮小を 打ち出しました。

これに対して、市民や民放労連KBS労働組合(蔵内伸一委員長)が 「移転阻止」 を 訴えて取り組んでいます。

小さなラジオ局KBS滋賀
移転・縮小計画に異議

 彦根市は、京都から電車で50分ほど。

琵琶湖を望む彦根城で知られる歴史と文化の街です。

KBS滋賀は、県下では ただ一つの(民間)放送局(として)

市の要請を受けて、1960年に開局しました。

 今回の会社の方針は、近隣のエフエムひこねに移転させて、事務所やスタジオの一部を使おうというものです。

「経費削減」 と 会社は説明します。

労組の合意必要

 KBSには 「合理化事前協定」 が あり、経営問題については 労組の合意が 必要です。

労組は 検討した結果、

1.今の家賃を下げてもらう交渉をする

2.移転費は数百万円かかり、無駄遣いとなる

3.エフエムひこねは狭く、2局一緒の業務は無理

この3点をあげて移転反対としました。

 市民が参加するKBS滋賀リスナー会議が、9月末に彦根市で 「集い」 を 開きました。

中川むつ子代表 は 移転・縮小が閉鎖につながりかねないとして、

「話を聴いて驚いている。 滋賀の放送文化を守るため一緒に頑張りたい」 と あいさつしました。

新たに情報番組

 10月に 生放送の情報番組 「しがスター」(金、後2・30) が 始まりました。

制作担当者は 「どんどん情報を寄せてほしい。 番組で取り上げていきたい」 と いいます。

 出演した、うたごえ喫茶代表の高橋直子さんから スタッフに 次のような感想が 届きました。

「放送の翌日、老夫婦が来られました。 『妻が歌が好き。ラジオで聴いて、楽しみにやってきました』 と。

うたごえの力を信じて、たくさんの方々とともに歌いあい、元気を届けるために頑張っていこうと思います」

 リスナー会議の人々を中心に、企画や意見を出して番組にアクセス(参加)していこうという機運 が 高まっています。

聴き参加する ″声のチラシ″

 放送作家・石井彰さんの話

 ラジオは声のチラシです。

ラジオには横のつながりがある。

暮らしに役立ち、住民の生命を守ります。

障害者、高齢者、若いお母さんといった少数者を支援するのもラジオです。

市民にとって聴くものであり、参加して出演もする、スポンサーになって支えるものでもあります。

情報の中央集権化が進む中、地元のニュース・情報を伝える必要があるのです。


9月25日に開かれた 「KBS滋賀局を市民の手に〜9.25のつどい〜」 の 詳しい内容は こちらを ご覧下さい。