大間原発と「あさこはうす」 (投稿 :支部組合員のSさん)

大間はマグロ漁で有名なところ、というのはかなりの人が知っていることでしょう。

しかし、ここに原発が建設され 稼働し始めているのは意外に、知らない人が多いのではないでしょうか。

さらに、ここで長年、原発建設に反対し、地権者としてただ一人土地を守って闘った熊谷あさ子さんという人がいたことは、もっと知られていないと思います。

実は、私もあるきっかけで友人に教えられました。

このことをもっと多くの人に知って貰う必要があると思い、投稿することにしました。


大間(おおま)原子力発電所青森県下北郡大間町に建設中のJ-POWER(電源開発株式会社)の原子力発電所で、対岸には最短距離で18km先に函館市があります。

この大間に原発の立地が決まったのは1983年。

地権者が次々と買収に応じる中、熊谷さんだけが1ヘクタールの土地を守り抜き、結局、電源開発は熊谷さんの土地買収を断念して、2003年に炉心の位置を約200m移動するように計画を変更せざるを得なくなったのです。

2004年秋、この原発の炉心から わずか250mの所に彼女はログハウスを建て、2005年には住民票を移して畑を耕したり、家族で集まったりしたといいます。 

2006年、あさ子さんが68歳で急死し、その意志は娘さん(小笠原厚子さん)に受け継がれ、そのログハウスは ”あさこはうす” と呼ばれて、大間原発反対運動の一つの拠点になっているそうです。

今年の5月23日。 この ”あさこはうす” で開かれた集会の模様が 「函館新聞」 の記事になっています。

青森県大間町電源開発(東京)が建設中の大間原発をめぐり 『第4回大間原発反対現地集会』 (実行委主催) が22日、同原発敷地内、炉心予定地に近接する 『あさこはうす』 で開かれた。

福島第1原発事故後、現地で反対集会が開かれたのは初めて。

函館からの約50人を含む過去最多の約250人が参加。

原発安全神話は崩れたとし 『3・11フクシマを繰り返してはならない』 と 建設断念を強く訴えた」

いま大間原発を止めるために 「大間原発訴訟の会」 (代表 竹田とし子) が活動されています。

大間原発建設は 「フクシマ」 により一旦休止になっていますが、2014年11月営業運転開始予定ということです。

これはぜひ阻止しなければいけません。


大間原発訴訟の会

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040-0003 函館市松陰町1−12(函館YWCA内)

電話・FAX 0138(51)9718