地デジ 「録画難民」 も心配

 6月29日の 「地デジ難民」 の話題について、市川さんから、次のようなコメントをいただきました。

「テレビが映らなくなるのも困りますが、ビデオ録画機が使えなくなるのも問題ですね。テレビと同時に録画機も買い替えねばなりません。年金生活者にはかなりの負担になります」

 総務省の調査では、 「地デジ化移行後、アナログ録画機本体だけでは放送を録画できなくなる」 ことを認知していたのが50.3%で、特に10代では27%にとどまっています。

某メーカーが行った調査でも、地デジ化移行のために買い替えたデジタル製品は「テレビ」71.2%に対し、「録画機」52.7%でした。

 政府は、テレビの買い替えばかりをPRし、アナログ録画機で録画できなくなることを殆んど宣伝していません。

だから、国民の半数が、録画機の買い替えが必要なことに気付いていないのです。

また、気付いていても、テレビと録画機を一度に買い替えるのは無理なので、録画機は後回しにしている家庭が多いのではないでしょうか。

市川さんのおっしゃるように 「年金生活者には かなりの負担になります」 から。

 地デジ録画機が50%程度しか普及していないにも拘らず、7月24日にアナログ放送の打ち切りを強行することは、国民無視の暴挙と言わざるを得ません。

7月24日以降も当面の間、アナログ放送を継続するよう要求していきましょう。


 ところで、地デジ用録画機を購入したからといって、アナログ録画機を処分しないようにしましょう。

これまでに録り貯めたVHSテープを視聴するためには、アナログ録画機が必要です。

テレビに、アナログ録画機と地デジ録画機の2台を接続して使い分けるようにしましょう。