ひとり暮らしの高齢者が多い彦根

5月16日の 本ブログに 「彦根市では65歳以上の高齢者のうち、5人に1人は ひとり暮らしだ」 と書きました。

65歳以上の高齢者 2万2414人のうち、ひとり暮らしの高齢者は 4266人で 約19.0% になるということでした。(2009年度)

全国的に見ると、どうなのでしょうか。

日本機関紙協会発行の 「機関紙と宣伝8月号」 に 国勢調査(2010年10月現在) の抽出速報結果が掲載されていますので、転載します。


1人暮らしの世帯は 1588万5000世帯となり、総世帯に占める割合は 31.2%と 初めて3割を超えた。

これまで最多だった夫婦と子どもによる世帯は 1458万8000世帯 (28.7%) にとどまり、家族類型別の調査を始めた1960年以来初めて、1人暮らし世帯が最多となった。

夫婦のみの世帯は 1000万3000世帯 (19.6%) 、1人親と子どもの世帯は 446万9000世帯 (8.8%) だった。

全世帯数は 5092万8000世帯で、1920年の国勢調査開始以来、初めて 5000万世帯を超えた。

1世帯当たりの人数は 2.46人で、過去最少を更新。

1人暮らしを含む3人以下の世帯が 増加した一方、4人以上の世帯は 減少した。

特に 6人以上の世帯は 前回2005年調査から1割以上も減っており、少人数世帯が増え 全体の世帯数を押し上げたとみられる。

日本の人口は 1億2805万6000人 (男性6250万1000人、女性6555万5000人)。

65歳以上の高齢者は 2929万3000人で、総人口に占める割合 (高齢化率) は 23.1%に達した。

高齢化率は前回 (2005年) に続き 世界一となった。

一方、15歳未満は 1679万8000人 (13.2%) 、15〜64歳は 8073万人 (63.7%) だった。

65歳以上の高齢者のうち、1人暮らしは457万7000人。高齢者の15.6%を占める。

内訳は 男性130万6000人、女性327万1000人で、男性の10人に1人、女性の5人に1人が 1人暮らしとなる計算だ。

老人ホームなど 社会施設の入所者は 121万5000人で、前回比 約1.5倍に増えた。

今回の抽出速報は、調査全体の1%にあたる約50万世帯から推計したもの。

岩手、宮城、福島の3県分は 東日本大震災の復興に生かすため7月に発表し、全世帯の確定値は 10月に公表する。


高齢者のひとり暮らしが、全国平均 15.6% なのに対し、 彦根市は 19.0% で 、全国平均より 3.4%も 高いことになります。

彦根市では、「ひとりぼっちの高齢者をなくそう」 という年金者組合の役割が ひときわ大きいと言えます。