「 人間本来の姿で生きていける社会をめざして! 」   支部定期大会の大会宣言


昨日10月1日に開催した 全日本年金者組合 彦根・愛犬支部 第23回定期大会では、次のような 「 大会宣言 」 を 採択しました。

大会宣言

 私たちは、 今日、135人の仲間とともに 第23回定期大会を開催することができました。

連帯の輪を広げ、学習し、そして行動につなげることの大切さを 確認し合いました。

 去る3月11日に 東日本を襲った大震災、 未だに収束のめどもつくことなく、

生命と暮らしの根底を根こそぎ奪った東京電力福島原発の過酷事故被害は 全国に波及しています。

 この期に及んでも、最も急ぐべき被災者救済、放射能対策などに全力を傾注するどころか、

政府・与党民主党は 震災復興を口実に、消費税増税憲法改悪・TPP加入と、悪政推進の旗をかかげ、

自民・公明など野党との大連立の動きを 強めています。

 そのうえ、 最近、 次々に明るみに出た “やらせ” の驚くべき実態は、 原発推進のために、 政官産学のほかに自治体の首長までもが一体となり、

偽りのことばと卑劣な手段で地域住民・国民を欺いていたのでした。

私たちは 真実を知る権利をどうして獲得するか、 このようないのちと暮らしを守ろうとしない国民不在の政治を 、いかにして正すべきか、 大きな課題を与えられたのです。

 また、 今年は 、改定学習指導要領に基づく中学校教科書採択の年、

東京・大阪をはじめ、 各地で、日本国憲法を敵視し、侵略戦争美化・原子力推進をうたった教科書が 採択されています。

 県内では、県民合意のないまま、 県立高校の統廃合計画が 強行されようとしています。

県民の切実な声に耳を傾けようともせず、 効率だけを重視する県教委に対する県民の怒りが噴出し、 反対運動が広がっています。

私たちは、 今こそ、 放射能などの不条理なものに脅かされることなく、 人間本来の姿で生きていける社会をめざして、

一人ひとりが勉強し、 知力を尽くし、 声を上げていくときです。

原発依存から自然エネルギーへ、 原発ゼロの日本へ” と。

 世界は 「 ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ 」 、 さらに 「 ノーモア・フクシマ 」 と、 核兵器原発廃絶に向けて大きく動き出しています。

私たちは、 憲法が輝く社会を作るため、 仲間の輪をいっそう大きくし、 国民主権の新しい政治を一歩でも前進させるため、 一人ひとりの力を最大限に発揮してがんばることを 宣言します。

   2011年10月1日
                 全日本年金者組合 彦根・愛犬支部 第23回定期大会