「 社会保障と税の一体改革 」 阻止の 1000万署名
全労連と中央社保協の 「 社会保障の充実を求める請願署名 」 用紙が届きました。
この 「 社会保障の充実を求める請願署名 」 は、
国民生活を破壊する 「 社会保障と税の一体改革 」 と消費税の税率アップ、 庶民大増税の中止を求めるものです。
「 請願趣旨 」 は 次の通りです。
いま政府が進めようとしている 「 社会保障と税の一体改革 」 は、 社会保障財源を□実に 消費税増税を国民に押し付けるとともに、
社会保障については、 医療費の国民負担増、 病院 ・ 介護施設から在宅への追い出し、 年金支給開始年齢の引き上げ、
生活保護支給額の削減や有料化など、 さらなる改悪を迫るものです。
また、 国民すべてに共通番号制度を導入して、 社会保障のいっそうの抑制を押しすすめようとしています。
震災と原発事故という未曾有の災害を乗り越えるために 国民全体が力を合わせなければならないときに、 このような国民負担増計画を持ち出すべきではありません。
震災復興と社会保障の財源は、 低所得者ほど負担の重い消費税ではなく、 経済的能力に応じた税と社会保険料の負担によって 捻出すべきです。
今回の震災では、 震災から数ヶ月を経ても、 いっさいの生活の糧を奪われ、 人間らしい生活を取り戻せない人々が 多数生まれています。
改めて 雇用や医療、 介護など 社会保障制度の重要性が明らかになるとともに、 憲法第9条、 第25条に基づいて 平和に生きる権利が きちんと保障される社会が 求められています。
政府に対して、 以下の事項の実現を 求めます。
「 請願項目 」 は 次の通りです。
1. 国民生活を破壊する 「 社会保障と税の一体改革 」 は 撤回してください。
2. 大震災の教訓を踏まえ、 国民のいのちと人権をまもるナショナル ・ ミニマムの整備、 社会保障拡充を 早急におこなってください。
子どもと高齢者、 障害者の医療費無料化をはじめ、 窓口負担を軽減してください。
高すぎる国保料 ( 税 ) を 引き下げるために、 国庫負担を増やしてください。
軽度者の切捨てをやめ、 施設でも在宅でも 必要な介護が 保障される介護保険制度に 改善してください。
年金支給年齢のさらなる引き上げをやめ、 老後に安心できる最低保障年金を 確立してください。
保育 ・ 子育てを市場化する 「 こども ・ 子育て新システム 」 の導入をやめ、 現行の公的保育の拡充で、 待機児童解消と過疎地保育の拡充を すすめてください。
障害者総合福祉法 ( 仮称 ) の制定にあたっては、 障害者 ・ 家族の願いをふまえ、 応益負担の廃止、 報酬単価の引き上げ等を おこなってください。
生活保護制度の改悪をやめ、 老齢加算をすみやかに 復活してください。
3. 社会保障や震災復興を□実にした消費税の税率アップ、 大増税はおこなわないこと。
社会保障拡充の財源は、 大企業等への課税強化など、 所得再分配機能の強化で確保してください。
年金者組合は、この署名に全力で取り組むことにしています。