寒空に響く 「 怒り 」 の シュプレヒコール

今日12月15日、 滋賀年金者組合や 民医連などで つくる滋賀県高齢者運動連絡会は、

第23回 「 怒りの座り込み集会 」 を 開きました。

滋賀県庁玄関前に集まった 100人を超える参加者は、

「 怒りの座り込み集会 」 「 後期高齢者医療制度は 今すぐ やめろ! 」 の 横断幕を掲げ、

先ず、「 後期高齢者医療制度は 今すぐ やめろ! 」 の シュプレヒコールで、

民主党政権社会保障制度改悪の悪政に 強く 抗議しました。

滋賀県 高齢者運動連絡会の古株助次郎会長は 次のように 訴えました。

「 野田政権が発足して 3ヵ月、 一つも良いことは ありません。

社会保障のために 』 と 言って 消費税を 上げようとか、 あらゆる社会保障制度を改悪しようとしています。

年金を 来年から 3年間で 2.5% 切り下げる、

さらに、 その後は 年に 0.9% ずつ 下げていく、

年金で 暮らしている庶民の暮らしを どう考えているのか!

共済年金の給付額を引き下げ、 保険料を上げて 厚生年金と 平準化する、

最後は、 共済年金、 厚生年金を 国民年金並みの 給付額にまで 引き下げる策動が 現われています。

年金支給開始年齢を68歳から70歳に引き上げることも、 彼らは 諦めたわけではありません。

定年の延長を 企業に 求めるといっているが 、財界は そっぽを 向いている。

基礎年金の国庫負担を 3分の1 から 2分の1 に 上げるのも、消費税によって まかなうと言っている。

これは、 年金受給者が増えていけば、 消費税を 限りなく上げていく という 策動の基に 示されている。

消費税を 5%上げると13兆円になるが、社会保障に使うのは1%分でしかないと、政府が 明らかにしている。

あとの消費税は、 大企業の法人税減税や 軍事費に まわされていくのでは ないだろうか。

まさに 「 羊頭狗肉 」 で、 看板に大きな偽りがある。

消費税増税は ますます、放っておけない問題だ。

同時に、 TPP、 沖縄、 大震災 なども 見過ごすことは できません。

そのためにも、 こうした集会を どんどん繰り広げ、 世論を喚起していかなければならない。

それが、後世への 我々の務め では ないだろうか。

寒さの中ですが、ともに頑張りましょう」


JA農協中央会、保険医協会から連帯のメッセージ

滋賀県農業協同組合中央会から寄せられたメッセージの要旨は次の通りです。

「 今後とも 業界の垣根を越え 、関係する団体が 一致団結して、

TPP交渉参加に反対し 県民の命を守る運動を 展開したいと 考えておりますので、

ご支援、ご協力を よろしく お願い申し上げます。

この集会が、 県民の生活と健康を守るための大きな運動として広がるきっかけとなリますことを

心より ご祈念申し上げます」


滋賀県保険医協会事務局長から寄せられたメッセージの要旨は 次の通りです。

「 皆保険制度を守るためにも、日本の医療と社会保障を充実させるためにも、

TPPには絶対に 参加すべきでは ありません。

立場を超えた多くの皆さんと 『 TPP参加反対 』 の 一点で、 共同して 運動を さらに 広げていきましょう 」


なお、前回まで毎回、メッセージを寄せていた 民主党県民ネットワーク からは 今回は 寄せられませんでした。


年金者組合滋賀県本部 谷悦男委員長が 次のように訴えました。

「 年金者組合は、 県内の多くの市議会に 年金に関する請願書を 出している。

一昨日も、 甲賀市議会の 民生常任委員会に呼ばれて、 請願内容の説明をしてきた。

説明の場では、『 それはそうやな 』 と うなずいていたが、 委員会では否決された。

現在は、 残念ながら、そういう壁が ある。

この壁を 崩さなければ、我々の思いは 通らない。

しかし、情勢は変わってきている。

先ほどの JAや保険医協会のように、

今までは 考えられなかったような団体が、 『 いっしょに やろうやないか 』 と 言ってきている。

だから、あまり、がっかりせずに、これからも 頑張っていきましょう 」


この後、「 いのちと くらしを 守る 大津市政を つくる会 」 代表からの訴えもありました。

最後に、 全員が怒りの拳を振り上げて、「 後期高齢者医療制度を 今すぐやめろ! 」 を 3回、唱和して 閉会しました。