年金引き下げを閣議決定

NHKは、今日正午の ニュースで、政府が年金引き下げを閣議決定したと伝えました。(こちら

年金支給額 来月から引き下げ

政府は、平成24年度の年金の支給額を物価の下落に合わせて今年度より0.3%引き下げるための政令の改正を、23日の閣議で決定しました。

満額支給されている基礎年金の場合で、月額で200円減って 6万5541円となります。

年金の支給額は、毎年4月、物価の変動に応じて改定されることになっており、

政府は23日の閣議で、平成24年度の支給額を今年度より0.3%引き下げるための政令の改正を決定しました。

物価の下落に伴って年金額が引き下げられるのは2年連続です。

これによって、新年度の来月分から、満額支給されている基礎年金の場合で、月額6万5741円が200円引き下げられ、6万5541円になります。

厚生年金の場合、夫婦2人の標準的な世帯で月額23万1648円が708円引き下げられ、23万940円になります。

新年度分の支給はことし6月からです。

一方、新年度から、国民年金の保険料も、物価の下落などに伴い月額1万5020円が40円引き下げられ、1万4980円になります。

また、政府は、過去の特例措置で本来より2.5%高くなっている支給水準を、ことし10月から3年間かけて引き下げる方針で、

必要な法案が成立すれば、いずれも月額で基礎年金が600円、厚生年金が2117円、さらに引き下げられる見通しです。