生活保護行政 の ひどい実態!
8月15日 の 滋賀県庁前 「 怒りの座り込み集会 」 で、
「草津 生活と健康を守る会」 の 井上政憲事務局長が、生活保護をめぐるひどい現状を報告しました。
今年になって、 札幌の40代の姉妹 が 餓死をしています。
これは 特別な事件でなくて 全国各地で、 こういう問題 が 起こっています。
滋賀県も、 例外ではありません。
昨年7月に、 「 草津 生活と健康を守る会 」 が 発足しましたが、
草津 ・ 栗東 ・ 野洲 ・ 守山などで 本当に多くの相談 が あります。
生活保護を申請しようとしても、 色々な条件を出して、 なかなか受理しません。
例えば、 自動車を持っていると 「 先に 売ってしまえ 」
家 が あれば 「 それ を 売って喰え」
「 貴金属ないか 」
いちばん困るのは、 扶養家族です。
子ども、 兄弟、 親があれば、 全部 名前 を 書かされます。
それを 全部、電話や文書 で 確認 に 行きます。
生活保護で困っている人 は、 そこに行かれるの が かなわん。
自分だけの問題だから、 出来れば、 他に知られたくない。
という事で、 生活保護を受けたいのに、 それが出来ない。
ですから、 あきらめる人が、 非常に多い。
私が 受けた相談では、 10人のうち 3人しか 受理されていません。
それ以外は、 未だに 受理されない。 非常に厳しい。
ですから、 生活保護を受けている人も、 本当に 肩身が狭い。
「 申し訳ない 」 と いうことで、 ちぢこまっておられる。
ですから、 孤立されます。
全国で 3万人と 言われている自殺者のなかで、
「 生活保護を受けているが、皆さんに申し訳ない 」 ということで、 自殺が多いのではないか と 思います。
何としても、 こんなことは 許せません。
今度の 「 社会保障と税の一体改革 」 でも、 生活保護制度を改悪する方向です。
生活保護の基準を引き下げ、 扶養義務をもっと厳しくする と 言っていますから、
こんなことされたら、 ますます 生活保護を受けられる人が 減って 大変な状況になると 思います。
日本は、 ヨーロッパと比較しても、 生活保護を受けている人が 少ないんですね。
日本は、 本当に遅れているんです。
この状況を何としても 打開したいと 思っています。
あらゆる基準が、生活保護です。
生活保護の基準が下がると、 全てに 影響しますので、
何として もストップさせたいと 思っています。
皆さんも 一緒に 頑張っていただきたいと 思います。